2018/9/9(日)22時30分~放送の「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、朝井リョウが知人の小説家・西加奈子の絵画展を観に行ったときのゲスいエピソードを語った。
朝井リョウ:知り合いの人がね、絵画展をやってたんですよね。その人、絵を描くことが本業じゃないわけ。
高橋みなみ:えっ、違うの?
朝井リョウ:そう、本業じゃないんだけど絵を描くことが好きであり、ちょっとこうお仕事にも繋がってたりするみたいな。
高橋みなみ:あー、評価されているということだね。
朝井リョウ:そう、方がいらっしゃって。その方が個展をやるというので、
高橋みなみ:凄いじゃん。
朝井リョウ:私、観に行ったんです。西加奈子さんなんですけど。小説家の。で、まぁ、with DJ松永でね、こぅ観に行ったんです。
高橋みなみ:いっつもセットね(笑)
朝井リョウ:でもなんかやっぱり二人ともその何ていうのかな、絵っていくらで、しかも本業じゃなくて絵を描いている人の絵がいくらで売られているかということが気になるわけ。
高橋みなみ:そりゃわかんないよね、いくらなんだろう。
朝井リョウ:作品自体を楽しむさ、あれはないから、いくらで売られているかみたいって気持ちのほうが完全に勝ってるわけですよ。
高橋みなみ:でも気になるわ。
朝井リョウ:本人はもう常駐していてさ、ギャラリーに。
高橋みなみ:いらっしゃるよね、だいたいギャラリーにね。
朝井リョウ:まず、こんにちわって。名前を書くところがあってさ。
高橋みなみ:あるある。
朝井リョウ:で、それに彼はDJ松永って書くわけですよね。なんかそれがまずめっちゃ面白くてさ。
高橋みなみ:松永でええやん(笑)
朝井リョウ:あれがペンネームであり芸名なんだけど、なんかさ自分に置き換えたらさ、小説朝井って書くようなもんじゃん(笑)
高橋みなみ:(笑)
朝井リョウ:名前に職業がついているの凄い面白いなと思って(笑)なんか、しかも記帳するところにさ、書いてるとさ、より面白さが際立ってきちゃってさ。
高橋みなみ:そうね。一瞬、どきどきしそう。なんか、いいかな?これでってみたいになりそう。
朝井リョウ:で、行ったら、入口の一枚目のところに、もうその絵のタイトルとなんか説明みたいなのと、値段が書いてある
高橋みなみ:そうか、その場でお買い求め頂けるのね。
朝井リョウ:ところがあって、私たちはすぐそこに行っちゃったわけですね。なんか、初めてだって言われて。そのギャラリーで私、結構たくさんの人を受け入れてきたけど、まず値段をチェックしにいくのはお前らが初めてだっていうふうに言われて。
高橋みなみ:お前ら(笑)ちょっと、怒ってるじゃん(笑)
朝井リョウ:お前らが初めてだというふうに。優しい方なんですけど。そういわれて観に行ったらさ、まぁ、結構なお値段なんですよ。で、そこも根掘り葉掘りですよね、我々。「これ誰が決めてるんですか?この値段は」って。
高橋みなみ:(笑)そこに興味持つなよ。
朝井リョウ:からくりを聞いて。で、もう最終日に行ったからさ、売れてる作品も結構あって、
高橋みなみ:売却済みみたいな。うんうん。
朝井リョウ:で、お名前は書いてなかったけど。売却済みみたいなのがあるんだけど、やっぱり売却済みの絵には絵の値段は分からないようにシールが貼ってあったんですけど、剥がすよね。それは。
高橋みなみ:いや、剥がすなよ!(笑)剥がすなよ!
朝井リョウ:だってシールだと剥がせるじゃん。
高橋みなみ:何しに行ったの?荒らしに行ったの?何?(笑)
朝井リョウ:二人でペラって剥がしたら、やっぱ高いのかよみたいになってって。
高橋みなみ:(笑)最低!
朝井リョウ:で、やっぱ確か10何作品あってさ、やっぱ安いの変えないんだよね。多分ね。
高橋みなみ:最低!
朝井リョウ:その、プライドがあるじゃん。多分、買う人にも。
高橋みなみ:そういうことで考えたの?
朝井リョウ:じゃないの?だって、高いのベスト3のは売れててさ。
高橋みなみ:でも、高いのがそのいい作品ではないの?
朝井リョウ:出ました!その考え!
高橋みなみ:だってそうでしょ。
朝井リョウ:高いのがいい?!ん、あぁ~~~~!(紙を握りつぶして発狂する)。