2018/10/7(日)22時30分~放送のニッポン放送のラジオ番組「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、朝井リョウは「人生は大きなことで左右されるのではなくて、人生は小さなことの組み合わせに左右されて象られていくのではないか」という持論を自身のエピソードを交えて語った。
[block1]本記事は朝井リョウが沖縄への修学旅行でのダイビング体験で自分が船酔いするタイプだったことが分かったことを受けての脱線エピソード[/block1]
朝井リョウ:問題は私は船酔いするタイプだったんですね。
高橋みなみ:あ、(ダイビングに)もう本当向いてないわ。
朝井リョウ:本当向いてないでしょ。でもさ、なんかさー、人生って船酔いするかしないかとか、そういう小さいことでかたどられていくよね、本当に、って思いません?
高橋みなみ:(笑)
朝井リョウ:すごい思うんですけど。これまた話戻るから覚えておいて。
高橋みなみ:分かった分かった、うん。
朝井リョウ:なんかさぁ、大きなことでさ、人生ってあたかも左右されると思わてるような気がするんです。これができるできないっていうので。もてるもてないとかさ、恋人がいるいないとか、分かんないですけど、何か大きな現象で、人生が左右されるっていうふうな小説や漫画だったりとか、あまり私、個人的にあまり楽しめなくて、なんでかっていうと、もっと小っちゃいことだと思っていて、
高橋みなみ:あー、なるほどね。
朝井リョウ:地図がすっと読めるとかさ、二人乗りすっとできるとかさ、二人乗りがうまいこと漕ぎ出せないことに私は全てが結構集約されているような気がするんです。で、そのうちの1つの中に、船酔いをするっていうのが私の中にあって、そういう小さい組み合わせ、船酔いもする、二人乗りもうまくできない、地図も読めない、っていう小さい3つの組み合わせが重なった人と、船酔いしない、二人乗りすっとできる、地図すっと読めるっていう、この小っちゃいけどね1個ずつは、これがこう積み重なった時にすごく大きな差が生まれていると思うんですよ。
高橋みなみ:あーー。
朝井リョウ:っていうので、私は人生はこういろんな道にね、こう分かれていくんだなと思うんですけど、私は船酔いするタイプだったから。
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>>朝井リョウにとってダイビングが人生で一番暇な時間な理由~高校の修学旅行エピソード in 沖縄~[/block1]