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朝井リョウにとってダイビングが人生で一番暇な時間な理由~高校の修学旅行エピソード in 沖縄~

高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと

2018/10/7(日)22時30分~放送のニッポン放送のラジオ番組「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、朝井リョウが自身が高校生の時に修学旅行先の沖縄で体験したダイビングがいかに暇で退屈でつまらないものだったかを力説していた。

[block1](ラジオ沖縄で「ヨブンのこと」がネットされることをうけて)
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朝井リョウ:私、沖縄はあれですよ。前もちらっと話しましたけれど。高校生の時の修学旅行が沖縄で、

高橋みなみ:いいね~。

朝井リョウ:すごく大事なことを教えてもらったの、私は沖縄から。

高橋みなみ:わ、いい話じゃん。

朝井リョウ:それはダイビングは暇だということです。

高橋みなみ:・・・えっ、

朝井リョウ:皆さんがレジャーのたびにおこなってる人、多いですよね。ダイビング。

高橋みなみ:うん。暇?

朝井リョウ:私、今まで29年間生きてきて人生の中で一番暇だった時間はね、ダイビングをした時です。

高橋みなみ:えっ、それ何。潜った時ってこと?

朝井リョウ:潜ってさ、なんにもできないんだよ。潜ってやることないの。

高橋みなみ:だって潜ってその下にある深海の美しさであったりとか、こう、魚とかさ、自然に触れるみたいな。

朝井リョウ:知ってんじゃん。深海が美しいってことは。我々。写真であったりとか。

高橋みなみ:いや、生で観るのは違うじゃん。

朝井リョウ:むしろ、生で見たほうが汚かったりもするじゃん。

高橋みなみ:止めろや(笑)

朝井リョウ:でさ、悲しいのがさ、前のラジオでもちょっと話したんですけど、悲しいのがさ、なんかそれまで一緒に教室とかでさ、楽しくワイワイしてたさ人達がさ、なんか、あのー、ダイビングってやったことあります?ちなみに。

高橋みなみ:ないかも。

朝井リョウ:あ、ほんと。ダイビングって潜ると、まず全部従わなきゃいけないの、インストラクターの指示に。

高橋みなみ:あー、でもそうですよね。プロの方のご指示のもとですよね。

朝井リョウ:そう、全部従わなきゃいけないの。「飛んでみて下さい。」とか言われて楽しそうに飛んでやがるんだけど、なんか「はっ!?」とか思うわけ。「何であなたに飛んでみて下さい。って言われて飛ばなきゃいけないんですか?」って。

高橋みなみ:しょうがないじゃん、そりゃ。プロじゃないんだから。

朝井リョウ:と思って、私、飛ばなかったりしてみるんです、私は。

高橋みなみ:飛べよ!

朝井リョウ:じっと目を見て、インストラクターの目をじっと見て。

高橋みなみ:飛べよ!

朝井リョウ:あと、言葉のやりとりができないから、言語コミュニケーションが取れない状態なので、

高橋みなみ:ジェスチャー?

朝井リョウ:ジェスチャーとかで、指で”上にどうぞ”とかいってやられるから、私はじっと見ているジェスチャーで拒否の意思を示したりとか。

高橋みなみ:(笑)いや、上行けよ!面倒くさいお客さん(笑)

朝井リョウ:それで辛いのは、同じことで笑ったりとか楽しんだりとか同じことでむかついたりしてた友達が馬鹿みたいに飛んでんの。水中で。で、楽しい楽しいってやってる姿見るのがすごい辛かったりとか、

高橋みなみ:楽しみ方が全然違う!

朝井リョウ:あと、餌をインスタクターの人が持ってくるんです。だいたい。

高橋みなみ:え、楽しいじゃん。寄ってくるじゃん。

朝井リョウ:そう、寄ってくる。でもさ、寄ってくるに決まってんじゃん、餌をさ。何の意外性もないわけですよ。それでインストラクターの人はスゴイだろみたいな顔で。いや、お前はスゴくない!みたいな。それ、自然の摂理だよ。食べ物持ってきて、それでばぁーって開放したんだもん。

高橋みなみ:ねぇ、沖縄むいてない(笑)

朝井リョウ:そりゃ生き物が寄ってくるのは自然の摂理なのに。インスタクターが「ほぅら」みたいな。

高橋みなみ:むいてない(笑)

朝井リョウ:で、飛んでみてって言って、周りの人、ばぁーって飛んだりとかしてさ、「はぁっ!?」とか思って、すごい辛くて。しかも、まだあるわ。

高橋みなみ:なに?

朝井リョウ:ダイビング、言われたことしかできないっていうのと、あと他に何もできない。ラジオ聴いたりとかできないの、ダイビング中って。

高橋みなみ:あぁ。

朝井リョウ:すごい暇だなって思って。あと、だいたいボートで移動するんですよ、ダイビングスポットと呼ばれるところまで。

高橋みなみ:そうだね。

朝井リョウ:私が高校生の時も、ボートで、十何人のグループでボートで移動して、

高橋みなみ:えー、楽しそう。いいじゃん。

朝井リョウ:でも、問題。これ軽い話だけど、一個あるのはトイレ問題ね。トイレに行けないっていう時間が長いわけ。

高橋みなみ:あ、やばい。

朝井リョウ:ボートに乗って、海の底を歩いて、

高橋みなみ:え、漏らした?

朝井リョウ:それは漏らさなくてよかった。大丈夫だったんですけど、問題は、私は船酔いするタイプだったんですね。

高橋みなみ:あ、もう本当向いてないわ。

朝井リョウ:本当向いてないでしょ。(話が脱線のため中略)、私は船酔いするタイプだったから、周りはみんなこれからダイビングだって言って、

高橋みなみ:ウキウキしてる

朝井リョウ:ピッチピッチのスーツを着て楽しんるわけですよ。私は酔っちゃってね、行きの段階で。

高橋みなみ:もう無理じゃん。戻れないじゃん。

朝井リョウ:で、潜ってる時もちょっともう酔ってたの、気分があまり良くなかったの。

高橋みなみ:でも潜ったんだね。

朝井リョウ:そう、潜ったよ。そりゃダイビングスポットにまで連れていかれてるんだよ。なんか講習とか受けてさ。「耳抜きが出来ますか」みたいな講習とか受けてさー。

高橋みなみ:(笑)

朝井リョウ:先生がさー、耳抜きができないぐらい奥歯の力が弱まってるっていうことがそこで発覚するっていうスゴイ切ない現象。

高橋みなみ:え、どういうこと?

朝井リョウ:そう、先生も一緒に来るってなったんだけど、先生はその講習の段階で耳抜きできなかったの。それは奥歯の力が弱いからなんだって。それまで感じたことがなかった担任の先生の年齢というものを、

高橋みなみ:せつなーーい!

朝井リョウ:そう、突き付けられた。沖縄の海で突き付けられて。

高橋みなみ:え、じゃあ先生来れなかったの?

朝井リョウ:来れなかったの。待ってた。スーツだけ着て、そこに。

高橋みなみ:えー、かなちい!

朝井リョウ:滑稽な格好でしたよ。

高橋みなみ:止めなさいよ(笑)

(CMへ行く音楽が流れる)

朝井リョウ:まだあるの!まだあるの、沖縄の思い出が!

高橋みなみ:(笑)ねぇー、沖縄褒めて!お願いだから!

朝井リョウ:ラジオ沖縄さんー、聴いてますかー?

高橋みなみ:ちょっとぉー!

朝井リョウ:ありがとうございまーす!手を振ってまーす、私は。

(CM明けのトーク)

朝井リョウ:酔ったまま、海中を歩いてね、

高橋みなみ:(笑)ちょっと待って待って待って!あたかもそのまま行ったかのように止めてくれる?

朝井リョウ:あたかもそのまま行ったじゃん。実際。

高橋みなみ:本当、沖縄のこと、褒めてね!

朝井リョウ:褒めてるよ!

高橋みなみ:いやいや、今のとこ褒めてないもん、だって!

朝井リョウ:これだけ、これだけ喋ることが生まれてお金を貰えました!ありがとうございます!ってことです。で、酔ってさ、周りにいる友達が飛んだり跳ねたり言われるがままに、

高橋みなみ:しょうがないよ。

朝井リョウ:インストラクターの指1本の動き1つで。

高橋みなみ:しょうがないよ、そういうツアーなんだから。

朝井リョウ:もう操られてる姿を見て涙しそうになりながらさ、戻ってさ。で、戻る時もボートなわけですよね、当然。だからまた酔うわけ。気持ち悪くなるじゃん。

高橋みなみ:身体が弱い(笑)

朝井リョウ:で、一番初めの岸の周辺にまで戻ったとき、私はすぐに、そのボートから降りて、海にばぁーって潜っていって、私は海の中で吐いたっていうのが、私の沖縄の思い出なんですよ。

高橋みなみ:(笑)海に返したの?

朝井リョウ:海に、そう。エンジンみたいに「ぼぁっ」って。私の口から。

高橋みなみ:なんで、外で吐けばよかったやん!

朝井リョウ:いや、外で吐くのはだめじゃないですか。

高橋みなみ:ダメ?

朝井リョウ:ダメダメダメダメ。吐いたなっていうのが分かるから、

高橋みなみ:それ、自分の恥じらいじゃねーか(笑)

朝井リョウ:そう、恥じらい恥じらい。村里君だけ見てたの。その、空中でゴーグルをつけていた村里君だけ見てて。私が吐いてないですみたいな顔で戻ってきたんだけど、岸のほうに、「何してたの?」って言われたっていうのが私の沖縄の思い出です。
はい、金沢の思い出お願いします。

高橋みなみ:ちょっと待って待って待って!沖縄が回収できてないわ!

朝井リョウ:果たしました。

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